PPC-LOG

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【2019年の今考える】Gmail広告の過去4年間の動向と、これからの動きを予測

 

要点

普段、公私ともにGmailのヘビーユーザーです。また仕事でもGmail広告を取り扱う事が多く、Gmail広告をGoogleが導入を実施した2015年秋から携わり始め、今日にまで至っています。

過去4年間のGmail広告の動向に関する出来事を下記にてまとめておきます。主には、Gmail広告は他の広告メニューと比べ、個人情報に関する右往左往が多いメニューのように考えています。また、それゆえに非常に将来性のある広告メニューであるように思っています。

過去4年間の動き

1.Google、ネイティブGmail広告を提供開始(2015年9月)

2.Googleは広告の個人化のためにGmailの受信トレイをスキャンすることをやめる(2017年6月)

3.ドメインターゲティングが使用不可に(2017年9月)

4.AdWords のリマーケティングキャンペーンがGmail 面に配信拡大(2017年11月)※動的含む

5.「Gmail」、外部企業はメールを読める 米グーグル認める(2018年7月)

6.Google、Gmailの文章提案機能から性別のある代名詞を削除。ジェンダー問題に配慮(2018年11月)

7.GmailやGoogleドライブで大規模な通信障害(2019年3月)

8.Gmailで予約送信が可能(2019年4月)

9.Gmailに届いた「電子レシート」は自動で収集され"リスト化"されている事が発覚(2019年5月)

ざっとこんな感じでしょうか。特に2016年〜2017年に関しては、ドメインターゲティング(特定のドメインからメールを受信しているユーザーにだけ広告を配信する施策)と呼ばれる極めて有効な手法が使えたため、私も多様していました。現在では使用できなくなっています。懐かしいですね。

注目すべきは、2017年に「Gmailの受信トレイをスキャンすることはやめる」と言いつつも、いまだにキーワードターゲティングができたりするといった矛盾点、2017年の翌年には実は外部業者が確認可能な状態であったことが発覚したほか、先日実は、電子レシートは自動収集されていたことが発覚しています。(電子レシート化されたものに関しては、Googleは「広告のターゲティングには使用していない」と主張していますが、実際はどうなのでしょうか、自分はこれの情報もある程度「購買意欲の強いユーザー」の判断基準材料にしていたのではないかと睨んでいます)

下記URLを閲覧すると、自分の過去のメール経由の購買データを閲覧できます。

myaccount.google.com

 

私のGmail経由の購買履歴。購買関連は基本的にGmailではなく、icloud側のアドレスで行うため、それほど情報が伝わっていないご様子。

これからの動きを予測

とはいいつつも、Gmailは実は成功しているプロダクトなわりに、GoogleMapの次ぐらいに商業的には成功していなかったりします。わたしは、GoogleMapについては可能性を感じており、意欲的に触るようにしているのですが、Gmailに関しては、次いで将来性を感じており、今後より魅力的な収益化方法をGoogleが開拓することで、Googleにとって、非常に大きな魅力あるプロダクトになるのではないかと考えています。

ただし、メールというのは通話同様、あまり人にみられたくないものです。また人にみられているわけではないにせよ(AIなどによる視認処理)、表示されたら嫌に思うような広告を表示するといった、一部の人から強い拒絶感を感じるような広告を表示できてしまうことは避けたほうがいいのではないかと考えています。直近であったショッピング広告のような件は、Gmail広告では絶対起こってほしくないですね。

 

どのような収益化方法を導入化するにしても、Gmailは一層デリケートなプロダクトのようにも感じます。しかし既存のGmail広告のリッチ化ほか、様々な機能実装が今後Gmail広告を大きく伸ばしていくのではないかと確信しています。例えば人材、不動産系のアカウントの場合、DM風のGmailを自動生成するなどあれば、すごくいいと思います。またよくクリック率が高く、コンバージョンしにくいという話もよく聞きますが、設定の見直し、広告の作り直しを行うことで、成果も大きく変わってくる気がします。(これはインターネット広告の大原則ですが、基本ターゲットは狭めまくって狙ったほうがいいと思います。これはGmail広告でも同じことだと思います)

Twitter@RKawtr